計画内容

■　調和あるデザインコード　■

全体の基本的な土地利用と配置計画(コミュニティ・プラニング)を当社で計画します。住まいの形や間取りは自由ですが、５軒が統一感のあるデザインコンセプトで一体感を醸せるように誘導します。ですから建物の工法は問いませんが、全体のバランスを乱すものは採用できません。それに関する議論は応募される方全体で話し合い、統一したコンセンサスを作ります。従ってログハウスでも在来の木造軸組工法でも、２×４工法であっても鉄筋コンクリートでも、全体の調和がとれるデザインであれば多様な工法が可能です。
建物の設計者や施工業者の選択は自由です。オーナーの個性を生かしてください。ただし、全体のバランスを優先しますので、全くの自由ではありません。基本的な協議によって統一されたデザインコードを守ることになります。むろんデザインコードの決定もオーナーの参加が条件になります。
デザインの基本的な基準を設けて、外回りを含めて環境共生にふさわしいコミュニティの育ったビレッジを実現したいと考えています。そのために当社は全体のコーディネーター役をつとめます。

■　コミュニティの考え方　■

想定としては５戸以上の応募を前提に、いわゆる「お見合い」を通して相性判断をするべきだと考えています。応募少なければ成立しませんが、ニーズが高い場合は相性の合うグループで新たな場所でのビレッジ構想も可能で、状況によって新たな場所での開発も可能です。
最終的には５戸のコミュニティ単位の協定を結んでいただきます。共有持ち分の敷地を媒体とした利用のルール、互いの生活を支えあう基本マナーなどを協議しながら決定します。
コミュニティは奇数を単位としてせいぜい７戸程度までを１ユニットとして考えます。少なすぎても多過ぎてもコミュニティはうまく行かないと思います。
一般的にコミュニティの最低単位としては２０戸程度とされていますが、気心の知れた仲間を単位としたコミュニティを目指しますので、単位は小さくなります。もし、２０戸を集合させる場合は３又は４グループで形成するコミュニティになります。

■　土地利用の考え方　■

候補地としている土地は、建物部分が南緩傾斜の山林で、その前面に借地対象の整備済みの水田が広がり、農地と建物敷地の間に共有の敷地があり、共有の駐車場、共有のコンポスト、コモンスペース、共有の農機具入れなどを配置します。
住戸の配置は各々の土地から甲斐駒ヶ岳や八ヶ岳を眺望できるように、各々の建物の配置を調整します。一方的に建物の位置を決めないのは、建物の形によりその見え方も変わり、それぞれの住まいのわがままと互いの権利を調整しながらベストな環境を作ることを目指すからです。
自動車で各戸の敷地に入ることは出来ますが、共有の駐車場を作ることで自然のオープンスペースを広く残すことと、出来るだけ駐車場の有効活用を図るためです。尚、共有敷地の使い方も参加者の協議で確定していきます。

■　当社の役割　■

土地区分を考える	コミュニティを考える	デザインコードを考える	環境を考える
建物をイメージする	景観コードを考える	共生を考える	土地利用を考える

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