基礎知識

特定優良賃貸住宅とは?

主として民間の土地所有者等の建設する良質な賃貸住宅に関して、建設費の補助、家賃減額のための助成等を行うことより、良質な賃貸住宅に対するニーズの大きい中堅層の居住に供する賃貸住宅の供給を促進することを目的としたもの。略して「特優賃」と呼ばれます。

■制度の経緯

近年の全体的な居住水準は着実に向上しているが、借家1戸当たりの平均床面積は持家の4割以下の44m2程度であること、また、借家世帯の2割以上が最低居住水準に達していないなど、借家世帯の居住水準の改善が著しく立ち後れており、この様な状況を改善すべく平成5年7月に「特定優良賃貸住宅の供給の促進に関する法律」が施行されました。

■供給対象

原則階層   収入分位25〜50%
裁量階層   収入分位50〜80%
(その他特例入居あり)

■供給方式

民間の土地所有者等による賃貸住宅の供給
地方住宅供給公社等による直接供給
地方公共団体による直接供給
(建設費補助、家賃対策補助等がある。)

■家賃

近傍同種の住宅家賃と均衡を失しないよう認定事業者が定める。(家賃対策補助あり)




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