基礎知識

高齢者向け優良賃貸住宅とは?

高齢社会において高齢者の安全で安定した居住を確保するため、公営住宅を補完し、民間の土地・住宅所有者の経営意欲を誘導しつつ、高齢者世帯の金融資産等の活用と効率的な補助の組み合わせにより低廉な家賃で入居できる住宅となっています。一般的に略して「高優賃」と呼ばれています。

■制度の経緯

平成10年度に新たに創設された制度です。制度のスキームが特定優良賃貸住宅制度に酷似しているので、特定優良賃貸住宅制度の一つと思われがちですが、この制度は法律でなく、要綱を根拠としており、まったく異なる制度となっています。

■供給対象

高齢単身者・高齢夫婦世帯等(収入分位25%以下。地方公共団体の裁量で40%まで可)

原則として単身者の入居は不可

■供給方式

原則として、民間の土地所有者等による供給とし、住宅・都市整備公団、地方住宅供給公社による供給も可。
(建設費補助、家賃対策補助等がある。また、新築の他、既存住宅の改良も可。)

■家賃

近傍同種の住宅家賃と均衡を失しないよう認定事業者が定めます。(家賃対策補助あり)




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