7つの禁則

 


【 安く・共に・ここち良く 】プロジェクトの禁則


marukin1 人気のある地域は選ばない

 別荘ライフを軽井沢で優雅に過ごしたいと考える輩は、あえて、当プロジェクトで別荘ライフを計画する必要はない。そういう方は、お金さえあればいつでも買えるし、ちまたに不動産情報は沢山ある。そうではなく、お金がなくても別荘ライフを楽しみたいと思っている方に集結願いたい。庶民のための豊かな生活をエンジョイするための場を創るために…。白州は地味だが魅力があるのだ。

marukin2 分譲別荘地は買わない

 分譲地は管理事務費が必要になる。道路管理や水道、下水道など管理事務費がかかる。使わなくても掛かる費用は極力抑制することが大切で、だから分譲地は買わず一般の山林や原野を取得する。
 できれば借地がいい。固定資産税もかからないほどの山林や原野を有償で定期借地で借りられれば、地主も定期的な収入になるし、こちらも売買費用の一時金が出なくて済む。いずれにしても固定資産税がかかるような土地は買わない。
 もし、子供が都会に出て高齢者が残されている場合、畑と山林を定期借地して賃料を払えば高齢者の生活は助かることになる。売却による一時金よりも資産活用による私的年金取得の方法である。

marukin3 敷地は分割しない

 いやしくも別荘である。宅造しているような土地は買ってはならぬ。自然地形を尊守すべきで、地形を生かして建物を造ることに力点を置く。土地は安く建物に魅力を付けることに努力する。だから、個別分割の土地取得ではなく区分所有法による共同持ち分とする。建物も共同化して専有面積にあわせた持ち分比を定める。

marukin4 都市の便利さを求めない

 近くにコンビニがないとダメだ等とは言わない。買い物は車利用が当然で、必要なものはなるべく別荘までの行程の中で準備する。野菜などの露地物は自前で調達したり、農家から分けてもらったりと、地域密着型を目指す。物は持たないで水の無駄の多い洗濯機の無い生活をするのも一興。自然と同化する生活を考えながら計画を進めることが必要になる。

marukin5 建物にはお金をかけない

 敷地の条件をカバーするだけの費用はかけるものの、贅沢にはしない住まいづくりのあり方を追求する。ピカピカに削った材料は使わない。節のない無地の材木は禁物。山にある間伐材や節のある材料を多用しよう。防腐剤は使わず自然の力を借りて家を造ろう。建築にはもちろん参加者の労働力も加え、創りながら改善しながら住み込んでいく住まいを創ろう。

marukin6 孤立した敷地は禁物

 人間は独りでは住めないし、いつかは死ぬ。だから誰かと関わりながら生きていくことを前提に共生の場を創ろう。そのためには敷地は集団で借りたり所有したりする方が便利で、そのための方法を話し合おう。共に住めば、安全だし経費も安くあがる。集まれば必ず道が開けると思う。

marukin7 自然を壊さない

 当たり前のエチケット。共同化することで自然を極力残した計画が可能だ。共同化の考え方だって、コテージ式で中庭を囲む方法や連戸建て形式やタワー形式など多様で、ワンパターンの区画割りではなく共同化を有効に利用しよう。自然地形をさわらない工夫も建て方の選択で実現する。自然との共生は多面的に活用できるし、生活の欠かせないものになる。



 

コスト計画

 

 価格(事業費)について、簡単に「A. 土地を購入した場合」と「B. 土地を借地した場合」の2例について試算してみると、、、


前提条件


A. 土地を購入した場合」事業費試算

土 地 代

1,500万円

工 事 費

4,500万円

設計料その他

360万円


合  計 

6,360万円

 

戸当り 1,060万円

B. 土地を借地した場合」事業費試算

土 地 代

900万円

工 事 費

4,500万円

設計料その他

360万円


合  計 

5,760万円

 

戸当り  960万円

 上記の試算は土地取得に関して、購入か借地かを比較したものだが、敷地の状況によっては変化する。また、建物費用についてはスケルトン方式(躯体や外装・外構と内装を分離する方式)で計画することから、内装については自前で施工することになる。住まいの作り方は基本的にコーポラティブ方式で進める。